中・高校生のための「本格矯正」
永久歯が生えそろう13歳ごろから17、18歳ごろ、つまり中学生から高校生のころまでは、顎の骨はまだ軟らかく、成長を続けています。
この時期に矯正治療を始めると、顎の成長力を利用しながらスムーズに歯を移動させることができるため、永久歯の歯並びが気になる場合は、13歳から矯正治療を始めることをおすすめします。
早い段階で永久歯が適切な歯並びになることで、お口の中を清潔に保ちやすくなり、将来のお口の健康にもよい影響をもたらします。また、口元のコンプレックスをできるだけ早く解消することは、多感な10代の心の健康を守り、自信をもつことにもつながります。
中学生・高校生の場合は、基本的に大人の矯正治療と同じ本格的な矯正治療となります。
矯正治療をしながらでも勉強や部活動に全力で取り組めるように、治療によるストレスをできるかぎり軽減し、サポートいたします。
当院は、土日も診療していますので平日はお忙しい方も無理なく通院いただけます。
思春期の矯正治療
子どもから大人へと徐々に変わっていく思春期は、心と体の成長がアンバランスになりやすく、体の変化や成長について素直に受け止めることが難しい時期です。また、多感な時期であり、美意識も高まるため、自分の見た目にコンプレックスを強く感じるようになります。
大人になる前に矯正治療によって見た目のコンプレックスを解消することで、自信をもって人と接したり、さまざまなことに取り組んだりできるようになることが期待できますが、治療中の矯正装置の見た目がコンプレックスになるようでは、せっかくの輝かしい十代を暗い気持ちで過ごすことになりかねません。
そのため、当院では、中学生・高校生の矯正治療においても、目立ちにくい白色のブラケットによる矯正装置を使用します。
一般的な唇側矯正で使用される金属製のブラケットは、金属独特のギラギラとした感じが目立ってしまいますが、白いブラケットは歯に馴染む色なので、歯の表側に装着していても大きく目立たず、装置の見た目によるストレスを軽減することができます。
中・高校生から始める矯正のメリット
抜歯を回避できる可能性が高い
成長期であるこの時期は、顎骨に柔軟性があるため、大きく歯を移動させることができます。
そのため、歯を並べるためのスペースを作りやすく、抜歯をすることなく歯並びを整えられる可能性が高まります
治療期間が短くなる
成長期特有の骨の柔軟性と高い代謝能力によって歯をスムーズに移動させることができるため、大人の矯正治療より治療期間を大幅に短縮することができます。
虫歯のリスクが低くなる
矯正治療中は、入念に歯磨きをしても矯正装置の隙間などに歯垢が溜まりやすいため、どうしても虫歯のリスクは高まってしまいますが、中・高校生の矯正治療では治療期間が短いため、大人の矯正治療よりも虫歯のリスクは低くなります。
また、治療によって歯並びがよくなれば歯磨きもしやすくなるため、将来のお口の健康にとってもよい影響をもたらします。
早期にコンプレックスを解消できる
矯正治療を始めれば、「もうすぐ歯並びがきれいになる」という希望を抱くことができ、多感な時期に口元のコンプレックスを抱えて悩み続けることなく、明るい気持ちで学校生活を過ごしやすくなります。