キシリトールのお話
ブログこんにちは、歯科衛生士の永井です。
みなさんは「キシリトール」という言葉を聞いたことはありますか?
最近ではCMなんかでもよく流れていますね♪
今日はその「キシリトール」について、少しお話したいと思います。
キシリトールは、1997年4月厚生省(現厚生労働省)から安全な食品添加物として認可された人工甘味料です。
北欧ではむし歯の抑制に効果があるとして20年も前から研究が進められてきました。
むし歯の原因は、細菌のかたまりである歯垢(プラーク)です。
この歯垢の中のむし歯菌(ミュータンス菌)が、取り込んだ糖を分解して、むし歯の原因となる酸を作ります。
一方、ミュータンス菌はキシリトールを取り込むものの、それを分解出来ないためむし歯の原因となる酸を作ることができません。
それどころか、自分の栄養にならないキシリトールを体の外に排出しようとしてエネルギーを使い果たして疲労してしまうため、仲間を増やすことができず、ミュータンス菌は減少していくのです!
キシリトールは砂糖のように甘いのに、むし歯を作らない代用甘味料としてガム、タブレット、歯磨剤、洗口剤などに用いられています。
また、キシリトールは白樺、樫、とうもろこしの芯などからも精製される天然素材の甘味炭水化物なので、安全です
みなさんも、ぜひお手持ちのガムや歯磨剤の成分表をチェックしてみてくださいね。
私ごとですが、先日誕生日を迎えました。
今年も院長先生とスタッフからケーキを頂きました。
ありがとうございます!
とっても美味しかったです。