ローフリクションシステムとは
ブログこんにちは、歯科衛生士の永井です。
今回は、当院で取り入れている治療法『ローフリクションシステム』をご案内いたします。
従来型の結紮法(メインのワイヤーをブラケットに細い針金で結びつけること)に対して、結紮時のブラケットとワイヤーの摩擦(フリクション)を弱くする(ロー)メカニズムのことです。
これにより、歯の根が疼くような独特な痛み『矯正痛』が軽減され、かつ、弱い矯正力でもスムーズに歯が動くのです!
それを可能にしているのが当院で使用している『T21』ブラケットです。
メインワイヤーに自由度を持たせながらブラケットスロットに維持する為に、専用の『T21 キャップ』を併用することにより、ローフリクションシステムを実現しています。
場合により、従来型の結紮法での治療も可能なハイブリッドな装置です。
また審美性にも優れており、着色もほぼしません。
ちなみに、この『T21 キャップ』には様々な種類があり、エラスティックをかける為のフック付きや、ゴムをひっかける為のアーム付きなどがあります。
今日はどんなキャップがついたのかな? と、観察してみてくださいね。